メロディー

 

昨日はもう きれてしまった けい光燈

もう使えない あとはすてるだけ

 

午後はなんだか、この歌が浮かぶ。

矢野顕子さんのこの歌は、「昨日はもう」という名前だったと初めて知った。

歌詞は石川セリさんが書かれていたのか。

井上陽水のパートナーだけある歌詞だなあ、なんて思ってみる。ここは安全な場所。

ぼくは今日もステイホーム。

 

もう夏になりましたね。

と夏と挨拶を交わした気がしたが、さっき目に飛び込んできた情報によると、

関東は明日からふたたび梅雨世界とのこと。

梅雨にすっかり慣れたけど、こう夏時間を味わうと、梅雨時間の重たさを思う。

 

三浦春馬さんとはたぶん3度お会いしたことがある。

最初は彼が「ごくせん」ってドラマをしていた時だから10代の終わりくらいだったはず。

その時の印象はまるでない。ただ、高校生の格好をした若い俳優たちの現場で、

彼の姿はほかの人とちょっと違って見えた。

なんだか顔がくっきりしていて、高校生に見えないなー、とか思った気がする。

存在感がありすぎたのかもしれない。

 

その後、今から7、8年前が最後にお話を聞いた機会。

その日のこと、その日に抱いた印象はよく憶えている。

季節の花と旬の俳優を組み合わせて撮影するという連載にインタビュアーとして加えてもらい、

何度目かの撮影で三浦春馬が登場した。

全身黒づくめの衣装は、スーツスタイルで、髪はぴしりとクールにまとめられ、

個人的にはタイプの顔ではないけれど、

この人、とんでもなくカッコイイなー、と思った。

それは顔やスタイルだけのことではなく、話を聞いても、

その返答の間とか、それを伝える際の表情とか、そうした話しぶりすべてが、堂々としていて、

大物俳優みたいな風格があったね、と撮影後にスタッフで話したのだった。

 

年を重ねるごとに、年々ますます格好よくなっている彼の歌は、

ぼくには独特に思え、ちょっと気恥ずかしかったけれど、

でも、よく知らないながら勝手に、「らしい歌だな」と好きだった。

 

そのニュースを目にしたときに声が出てしまった。

信じられなさすぎた。

ぼくができたことなど何もないけれど、その出来事に打ちのめされてしまった。

何か自分にできたのではないか、などと後悔のような念がわいて仕方がない。

 

ぼくも、このいつまでつづくのか不明な人生を、どのような形で終えるのかわからない。

でも、最善を尽くそう。自ら死を選ばないようにできるだけのことをしよう。

そして、出会った誰かの死にたくさせるような胸の重しを、自分が感じとったのなら、

その場限りかもしれずとも、できるだけのことをしようと思った。


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