番外編

 

はるか昔のことのように感じてしまうけれど、

昨年11月に、北京に絵のことで招待してもらって、

そこで、「中国一のパワースポット」という場所(名前忘れた......)へ連れていってもらうなどして、帰国。

羽田空港でタブレットの電源を入れると、

お世話になっている方より、この対談の仕事のお誘いLINEが入っていた。

 

このふたりの対談の進行をぼくがするの?

と即座に緊張が体に走ったけど、

おそらく、おふたりの対談の場に立ちあえる機会は、これを逃すとないだろう。

こういう言い方は社会人としておかしいかもしれないけど、「勇気をだして」引き受けた。

 

実際の対談は、おふたりは旧知の仲で、

言わずもがな、お話し上手。

ぼくがなにかをする必要などまったくなかった。

ただその場にいて、ふむふむと先輩たちの人生をおもしろく聞くだけでよかった。

 

対談をまとめるという仕事は、ぼくのライター人生にはかなり多くって、

これまで何回やったのだろう、という感じなのだけど、

何度やっても、好き。

自分の中に、その人たちがいるっていうか、

彼彼女らが、ぼくの脳内で喋っている、その台本を書いているような感覚がある。

(脚本を書くのとは違うから、脚色、着色は基本的にしないけれど)

 

当日ご本人たちにお伝えしたけど、

ぼくの中でのふたりは、ものすごく強い光とものすごく濃い影を知っている人生を生きている人。

稀有でおそらく超ハードだろう人生から、なにを感じたのか、

そうして今なにを思って生きているのか、すごく興味があった。

対談では、そのような”人生”が言葉の端々に感じられると思う。

 

以下はインスタの投稿文。

 

先ごろ発売されたこちらの本の、巻頭の対談の構成を担当させていただきました。大好物の車窓に目をくれる余裕なく頭をグルグルさせながらの京都でしたが、お二人は、お互いをリスペクトし合う間柄のようで、対談は自然と面白く、それはディープなものとなりました。個人的には、ご本人の口から"りえママ"の話が聞けたのがうれしかったな。「病院はタバコが吸えないからイヤ。悔いなく生きてるから延命治療はいらない」と生きて、亡くなったのだそう。

 

本編は、寂聴さんが読者からの悩みに答える人生相談。これがまあものすごく強烈で、夢中に読んだ。好きな回答は多々あったけど、今のぼくにいちばん響いたのは【人は自分がだめだと思った時、だめになるものです。(中略)どんな時にも、決して、絶望しないで下さい。あきらめてはいけません。わが道を行きなさい。些細なことに右往左往せず、心を揺らがさず、本当に、自分のしたいことを懸命にしていけば、必ず、道も開けます。この歳まで生きてきて、私の達観したことは、その事実です。】最後の一文にしびれる! 発行は光文社です。梅雨のお供にぜひ!


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