雑感雑記

ぼくの好きなキョンキョンが賛否両論の声にさらされている。

政治的な発言を芸能人がすることはおかしいという声については、

政治って、みんなのものというか、みんなで関心をもつことがニュートラルなのでは? ということを思う。

芸能人も国民のひとり。

国家のために個人があるのではなくて、個人の集合体で国家となるわけで。

その国家を運営することを政治というのなら、誰もが意見をもつ権利がある。

 

キョンキョンって、アイドルがトイレに行かないスーパーファンタジックな存在であった時代に、

自分の意思で髪を短く切り、「アイドルをやる」という新しいアイドル像というか、

アイドルという意味や枠を壊したのか拡張したのか、とにかく革新をもたらせた人とされている。

 

不倫を認める会見などを開いたのもまた、彼女の革新性だったと思う。

社会的な過ちを認めることで、わたしもその程度の人間なんです、みたいにして、

人々の”憧れ”という偶像を自らの手で壊そうと行なったことなのではないかとぼくは思う。

 

実際はわからないけど、「そんな私を認めてください。それでも愛して、応援してください」。

なんてことは、彼女はそこまで思っていなかったんじゃないかな。

さんざん、30年以上も憧れの対象という立場を担ってきたけれど、

人生は、わたし自身のものでもあるので、わたしはここらでその荷を下ろします。

じょじょに、おりていきます。

そういう宣誓みたいなものであったのではないかな、と想像。

そうして、裏方としてエンターテインメントに携わるという、彼女の念願ロードへと歩を進めた。

そんな過程を経ての今回の政治的発言なのだと思う。

 

状況的に、本気で声をあげていかないとまずい! という危機感からの発信なのだと思うけど、

意識的なのか否かはひとまず、

芸能人が政治についての意見を公にするというちょっとしたムーブメントに思うこととして、

これからの時代の芸能人は、そのように、意見を発信することからイメージの構築・再構築をし、

イメージと実際を一致させていくことがトレンドになるのかもと思った。

トレンドというと一過性みたいな言葉だけど、そのトレンドは、

今生きている人が全員死んでいるくらいの人間的には長いスパンでの流れとなりそう。

(占星術的に、今年の年末から時代が「土」から「風」へと変わる。風時代は200年近くつづく)

 

テレビがコロナの影響でリモート出演や再放送がメインとなり、

それはつまり、テレビがYouTube化しているとも言えますが、

これを機に、テレビのYouTube化が進んでいくとしたら、

これまでの芸能人の「イメージ商売」的な側面は、すたれていく気がする。

YouTubeというメディアは、なんというかみんな体を張っている印象。

物理的な肉体ということだけではなくて、たとえば自宅で自分で録画し編集してアップするとか、

自分の考えや感じていることや、特性をフル活用していて、

そこではテレビ的な、強い言葉で言えば「嘘」はお呼びじゃない感じがする。

 

人間って、嘘をかぎわけたい生き物のように思う。

これだけ「騙されないように気をつけて」みたいなことが浸透している昨今は、

とくに嘘に敏感というか、「この人は真実を語っているか」みたいなことに、

意識的、無意識的にすごいエネルギーを注いでいる気がする。

 

インターネットが大発達して、

これまでは埋もれてしまっていた小さい意見、少数派のメッセージも、

それが人々の潜在的なニーズに適うものならば、一気に広がるようになった。

そして、みんなが盲信していたテレビや新聞という大メディアが、

実は必ずしも真実を伝えていないこと、あり方が誠実でないことを多くの人が知ることとなった。

 

「テレビや新聞がいっている」というフレーズの意味は、

この10年くらいで180度変わってしまったような感覚がある。

かつては、「テレビや新聞がいっているのだから本当」だったけれど、

今や、「テレビや新聞がいっているのだから怪しいけどね」となった。

今後、そうした傾向にますます拍車がかかるのは間違いないだろうと思う。

 

そんな求心力を失うフェーズにあるテレビなどを主な職場とする芸能人たちのこれからは、

いわゆる二極化をしていく気がする。

一方は、オールドスタイルのまま、分厚い仮面をつけて、かりそめの姿で生き抜く。

このスタイルの極値は、ショップチャンネルでの売り子さん。

そしてもう一方は、今回賛否を起こしている自分の意見を表現するあり方。

 

そう思うとき、キョンキョンは、

もっかの騒動の一番手として名を連ねられることを承知で、

ものすごいリスクをわかっていて、newスタイルへの口火を切った先駆者。

アイドルが自我をもつということの延長線上に、今回のあり方もあるのだろうと思った。

 

彼女にかぎらず個人的な思想の発信をする芸能人の、その意見がどうこうはひとまず、

個人的には、その人の本音みたいなことが飛び交うメディアになったとしたら、

テレビをまだまだ見続けるだろうな、と思う。

 

ショップチャンネル的ないわゆる芸能人トークも嫌いじゃないけど、

それをずっと見ているほど、ぼくも、世の中の人も暇ではなくなってしまった気がする。


コメント
コメントする








   

CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2020 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENT
PROFILE
SEARCH THIS SITE.
MOBILE
qrcode