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尾道。大林映画で憧れていたその土地に、あのすごい坂道に訪れることができたのはどうやら2014年のことのようだ。

 

新幹線にえんえん揺られながら、「何時間も電車を乗り継ぎここは静かな町・尾道」と歌う小沢健二を何度もリピートして、

この人生に感謝をしていたのは、けれど夏だったのか秋だったのかよく憶えていない。

でも、仕事のおわった田中さんと落ち合って飲んだビールがすごくおいしかったから、

たぶん暑い夏だったのだろう。

 

これまで何枚もデジカメやらケータイやらフィルムで彼の写真を撮ってきたけど、

寝起きです、みたいなミッチーのこの写真がいちばん好きかもしれない。かわいい。

 

ふと気づく。

いっしょに暮らすってそういうことなんだなあ、って。

寝起きで、写真とかいいから、みたいな顔とか、

ちょこっと具がある即席ラーメンみたいなおそらくは夜食とか、

ぼくたちが、デートだけしている間柄の時代には見ることはできなかったかもしれない。

 

見慣れた川、見慣れたアンくん、見慣れたミッチー、

産気づく前日だったかの綾子さん、気だるげで色っぽいくうこ、

うなされそうなエネルギーの原爆ドーム、

即座に大好きになり、大好きのまま後にした尾道、枯れてしまった赤い花。

 

写真になったすべては、けがされることのない四角い枠のなかで輝いている。

これまでぼくの世界に登場したみなさん、どうもありがとう。


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