午前の日誌

 

10時51分。図書館を出たところ。なんというのだろう? 壁の一部?に腰掛けている。これは椅子ではないが、壁でもない。「座ってもよいわね」ってな感じに作られたのではないかという高さ。ちょうどいい。図書館は、図書館に通うことが目的になっている。ぶらぶら館内を歩いても、強く読みたい本がない。2週間で読めるほどに読みたい本がある気がしない。けど、ぶらぶら。今日は「詩歌」のコーナーに止まった。魅力的なタイトルの本がいくつも。詩集ってタイトルがすてきなのが多い。が、中をひらくと、ちょっとぼくには難解なものが多い。自分の読解力というか感性の問題なのかもだけど、読みたいのに詩集を読めない。詩が得意ではない。何冊も開いてみたが、やはり駄目そうだった。が、まど・みちおさんのその本にはまどさんの素晴らしい絵も掲載されていて、借りた。絵をまた描きたい。あなた描きたいのだよね。はい、わたし描きたい。けど、描きたいってならない。キャンプの火起こしで、着きそうで着かないそんな状態が今。もどかしい。ただ描けばいいだけじゃん、とも思うが、命令のようにして、嫌がる子どもを机に座らせるようにして絵を描くのはつまらないことと思う自分がいる。

 

まどさんの本さえ読まないかもだけど、他にも借りた。これは無料だからの行為。お金のない世界がここにある。あ、図書館ってお金がない世界なのだなあ、だからこんなに心地が良いのかもしれない。無料だからと、ぼくは三冊借りた。一度しか開かず、その開いたページの数文字しか読まなかったとしても、その数文字に意味がある。そのようなことを今日は感じた。というかもう、図書館での立ち読みで、出合うべき言葉とは出合ったかもしれないが。手放して少しだけ後悔のあったパウロ・コエーリョさんのインタビュー本は、「本を書き始めたら一日も休まない」という彼のルールに惹かれた。休んだら面倒になる、とパウロさん。なるほどー。わかる。頓挫して、まるで完成させることができないのが私。もう一冊は、吉本ばななさんのハワイの本。彼女が泊まったホテルの話を少し読んだだけで、この場が行ったことのないすてきなホテルの空気になっていた。その空気はすてきで、そのホテルにいつか泊まろうと思った。ばななさんの文章ってすごい。魔術。


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